モクレンの雑感

税理士取得に向け勉強中の会社員モクレンが、お金に関する情報や資格取得に関することを中心に興味のあることを発信しています。

確定拠出年金の実態調査結果・・・金融リテラシー向上の必要性を感じます

4日の公開、間に合わなかった・・・

こんにちは。2日ぶりになりますね。毎日書くといいつつ、明らかに三日坊主感丸出しですね。。でも気にせず、自分のペースで書いていきます。

 

先日、ダイヤモンドオンラインに、企業年金全般を管轄している企業年金連合会から、公表された確定拠出年金(以下、DC)実態調査結果についての記事がありました。

非常に興味深かったです。

diamond.jp

記事によれば、加入者の平均運用利回りは2.8%で、これは退職一時金制度からDCへシフトした企業の想定利回り2%を上回っており、この平均だけみればDC制度への移行は加入者にとってプラスになっているように見えますが、加入者の半分が元本確保型(預金や保険商品)中心で運用しており、ほとんどリターンがない一方、運用して大きなリターンを得ている加入者もいるということを示しています。結果、運用する人と運用しない人で二極化が生じており、現代の格差社会が、資産形成においても見られるようになってきているとのことでした。

この格差をなくすために、企業も投資教育を実施していますが効果は限定的となっているとのこと。

記事では、DC制度は自助努力が求められる制度となっており、自分のやる気がないとどうにもならない。金融リテラシーの向上には、企業の投資教育だけに頼るのではなく、もっと以前の義務教育、大学で正しい投資・金融知識を叩き込む必要があると結んでいました。

 

確かにこの調査結果は実感があるし、資産運用がつみたてNISAなど国策として展開されていて盛り上がってきてはいるものの、やはりこの程度なのだろうと。私の会社も一部確定拠出年金制度を採用していますが、半分くらいの人は実施していない、見てもいない感じでしょうね。私の会社でも年に1回、投資教育として、ファイナンシャルプランナーの方が会社に来てくださり、資産運用について説明してくださいますが、結局どの商品がいいかは薦めてはくれないので、わからないものに賭けるくらいなら、定期預金でいいやと思う気持ちもわからないではないです。

しかし、今後の超高齢化社会を生き抜かなければいけない私たちにとって、資産形成はまさに必須です。投資は継続・分散が大事ですから、早い時期から取り組めば報われる可能性が高いです。

確定拠出年金制度の導入により、強制的に自分の将来の年金額が変わってくるのですから、資産運用を考えるいいきっかけとして、この機会を活かさないのはもったいないことですね。リスクを少しとってでも資産運用を考えていかなければいけない時代に突入しているのだと感じます。